2020年5月20日に開催した「リモートでのチームマネジメントをどう成功させるか?」の3人目のプレゼンテーションとなります。


田中 優児 氏

リモートワークを活用したプロジェクト成功の秘訣

田中 優児 氏
社長/プログラマ/PM/マネージャ統括/ETC

何でも屋で、便利屋、つまりジェネラリストとなります。多くの会社で開発や経営を経験しました。大した経験ではありませんが、何かの一助になれば幸いです。


プロジェクトの構築

どのようなツールでプロジェクトを行っていくのかについてですが、現場の中では、REDMINEやBACKLOGをやっているところがありましたが、連携がされずうまく機能していないことがありました。REDMINEというタスクで行うとメールが飛んでいきますが、流れて忘れられてしまうことがあります。情報が煩雑になってスムーズに見られません。

それを防ぐためにslackやchatworkなどで連携し、チャンネルを固定することが大切です。メールの見落としを防げます。

どういう形で構成されるのかというと、AWSのクラウドや、Jira、Jenkinsなど、デプロイやテストするためのツールなどをslackに集約していきます。

誰が何をしたのか時刻をわかるようにすれば、マネージャーが通知によって行動を把握できるようになります。

 

運用で大切なこと

文章の作成

認識を誤った報告をされると困ります。そこで確実に伝わる文章が重要です。マネージャーやリーダーがほかの作業員について、期限、内容などの情報を伝えることになりますが、前回の現場でミスがありました。

情報が正しく伝わらず、違うgitのブランチから引っ張って作って失敗しました。伝える側、受け取り側の忖度でおかしくなってしまったのです。要するに伝わっていないのと同じです。

たまたま、私が見ていました。指示をしたらもとに戻ったのですが、結果としてロスが生じました。対策として、文章を書いて時間を短縮できるのならそれが大切でしょう。

 

データの整理

バラバラだとどこにあるかわからなくなります。何がどこにあるか、データをチケットにまとめておき、それを見ればわかることを誰かが伝えるとよいです。

 

開発の道しるべ

開発にはデッドラインがあります。それまでに間に合うように管理するのがPMの仕事です。

前後の関係で作業が遅れる可能性も含めバッファを取ります。「この期限までにここまでできないといけないのですが大丈夫ですか?」という形で進めていくのです。

 

割り込みの発生

ときには割り込みが途中で起こります。失敗しやすいのは、割り込みをそのまま入れてしまうケースです。プロジェクトが失敗してしまいます。

交換条件だと考えるとわかりやすいです。何かを入れるとほかのことで待ってもらうことが一つ起こります。それを把握したうえでクライアントと調整するのが大切です。

言われたから入れるのはアウトです。とにかく考えましょう。リーダーやプロジェクトマネージャーが考えるのは、リモートワークでも同じといえます。

 

 

発注先が進捗と仕様を必ず伝えるようにして、最終形態を共有して進めることがリモートでも大事です。大きな問題になりそうならシンプルに報告しましょう。

あとはメンバーとの信頼関係が最も大事です。それぞれの性格、考え方、言い方などを把握しておくとスムーズに物事が進みます。リモートでも同じで、そういう形で道しるべを作っていきます。

 

進捗管理の方法

中間と詳細をツールで管理してしまえばよいです。REDMINEだとスケジュールも見られますし、ローンチまでのスケジュール、セクションごとのスケジュール、小さいタスクのスケージュールなどをまとめられます。

それらを見れば管理上のスケジュールがわかるというように、一つのツールで完結するのが本来の理想です。

ただ、親チケットがなかったり、タスクがバラバラにアップされたりすることもあります。また、検索するオプションが散乱して、錯綜する事件も起こりえます。これらをうまくまとめておけば、うまく回避することが大事です。

 

Slackチャンネルと期待値

slackのチャンネルの開設について見ていきましょう。

まず、トップとマネージャーで情報を共有するチャンネルが必要です。次にGITの連携用です。そしてREDMINE用のチャンネルも必要です。誰がどういうチケットをあけたかがわかるようにするためです。

そして、各セクションのチャンネルも必要なのですが、一般的に1人のマネージャーが200人などの大人数を管理することは難しく、リモートでも同じでしょう。わからないときはわからないし、つながりも信頼も得にくいといえます。たとえば、「Bさんって誰?」という状況に陥るケースも少なくありません。

そこでメンバーをまとめる人自体を管理するチャンネルを開設するとよいです。たとえば1人が5人をまとめ、5人をまとめるリーダーは、さらに上のリーダーに連絡するという具合です。最終的に末端の人たちの情報を持っている5人のリーダーだけを知っていればよいことになります。1人で100人、200人を管理している感覚にはなりません。

セクションごとの連絡網については、リーダーがメンバーとやり取りした結果について相談できるリーダー用のチャンネルです。要するに結果を上にあげる際に使います。一番上の人が末端のメンバーについてわからないことを把握できるようになります。

経験上、これらのチャンネルがあればうまくいくのではないかと思っています。

 

GITの運用

とても煩雑です。各企業でいろいろな方法があるとは思います。マスター、デベロップ、フィーチャー、日付のブランチなどのブランチがあります。

フィーチャーは、マスターとかデベロッパーのブランチからチェックをお願いしてやっていくものです。日付のブランチは期日があってアップする必要のある集まりです。

マスターは絶対に動かない最新のものです。何か起きた場合にマスターから復旧できるようにします。ここはいじらず常に最新にしておきましょう。

各社でさまざま実施していると思うので、それぞれのシチュエーションにあわせて運用していくのがベターでしょう。使えるものがあったら今回の考えを取り入れてほしいです。

 

まとめ

データの整理と置き場所の明確化、変化する情報の把握しやすさ、無駄なミーティングをなくすなどがあります。

上の意向を忖度しないことも重要でした。わからなければ聞いて理解して、齟齬がない状態で進めます。忖度してはいけません。

あとはPDCA、OOADの組み合わせも大事です。観察や責任の所在などについて、ループするとうまくいきます。

また、間違えても相手を責めないのは当然のことです。どうしたら間違えずにするかを考えましょう。

そのほか、オンラインの昼食会・飲み会のようなものをやっておけば、人の悪口を言うようなことがなくなり、うまく組織が回っていきます。

信頼関係も築くことができ、この人に言えば意見が通るのかということもわかってくるはずです。

 


「リモートでのチームマネジメントをどうやって成功させるか?」のプレゼン一覧


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