2020年5月20日に開催した「リモートでのチームマネジメントをどう成功させるか?」の2人目のプレゼンテーションとなります。


鈴木 崇斗 氏

リモートワークで起こりがちなマイクロコントロールの弊害

鈴木 崇斗 氏
UI・UXデザイナー/マークアップエンジニア

大手企業からベンチャーまで幅広くプロジェクトに関わっている個人事業主のUIUXデザイナーです。
スマホアプリからSaaS、webアプリ、webデザインなど幅広く対応しています。

 


今回は、ディレクターやプログラマーなどの方に向けて以下の内容をお伝えしていきます。

・各人が自主性や自発性を支持する作業方針にシフト

・パソコンに向かうことが仕事ではないこと

・プロジェクト全体の進捗や成果の管理にシフト

 

マイクロコントロールとは

通称、マイクロマネジメントのことをさし、業務中に過度な干渉を行うことです。パワハラともいわれます。

たとえば、部下の行動をチェックしたがったり、進捗の度合いを確認したがったりするケースが代表的です。

ひどい場合はトイレやコンビニなどの小休止についても確認されます。そのほか、取引先との接し方に指示を出したがる上司もいるようです。

 

リモートワークでマイクロコントロールから解放されると思いきや、もっとひどい事態が起ころうとしています。

4月にツイッターで流れてきた内容を紹介します。リモートワークに対応したシステムを紹介した内容です。

テレワークの目的は働いていることの視覚化であり、着席のボタンをおしてから仕事をします。そしてパソコンの画面が上司に送信される仕組みとのことでした。知らないうちに写真が取られるので、プライバシーがなくなるという心境になったようです。ツイッターでの反応は、必要以上の監視は精神的に苦痛だという意見もありました。

仕事では、リモートに限らずデスクに向かうことや所作に目がいきがちです。行き過ぎた管理を行うと仕事の足を引っ張ることになりかねません。

 

マイクロコントロールの弊害

主に下記の通りです。

・創意工夫がなくなる
・思考の低下
・自由な発想や創造性がなくなる
・主体性がなくなる

リモートになると人それぞれ環境は異なります。たとえば、子供がいると返信しづらいのは当たり前です。制度化が厳しくなると働きづらくなるでしょう。

特に、UIUXデザイナーはソフトだけでない仕事があります。管理されると集中できない事態に陥ることもありえます。

また、行き過ぎた管理が長期的に続くと部下の自尊心が低下していきます。自分で考えて決定するというキャリア形成に大切なスパイラルから外れてしまうのです。

さらに、長時間同じ姿勢だとエコノミークラス症候群のリスクも増える恐れがあります。もちろん、作業環境が確立されていない原因もあります。

ただし、過剰な管理が原因になる可能性は高いです。「パソコンの前にいなければいけない」というプレッシャーが体に異常をきたすことも考えられるでしょう。

 

マイクロコントロールに対する解決策

どう進捗を管理し、仕事定義すればよいのでしょうか?新しいツールを導入することが考えられます。

私がフルリモートで使ったツールで大事だったものはMiroです。創意工夫とブレストにMiroを使います。

会議室で行っていたことをオンラインで解決できるのがMiroです。たとえば、プロジェクト先のアイディアの出し合いやディスカッションなどです。

複数人で同時に編集できるし、リアルタイムで保存されるので情報共有しやすくなっています。ログインしてみれば、アップデートした情報も見られます。結論として、Miroはホワイトボードのアプリです。

 

タスク管理とカンバンはBacklogで試します。

タスク管理ツールはかなりの数がありますが、英語で断念してしまう方もいるようです。その点、日本語で操作しやすいBacklogがおすすめできます。

プロジェクトによってはカンバンを用いることがありますが、このBacklogでは操作項目が少なく、操作を覚えるのが簡単です。また、4つのボードで分かれているので明快で使いやすいという利点もあります。

 

マイクロコントロールの解決策として、ツール以外の利用については、コミュニケーションの時間を明確にすることも大切です。リモートワークはライフスタイルによっては必要以上に気を使う場面も出てきます。

納期から逆算して必要最低限のミーティングをあらかじめ設けることで、必要以上の時間を短縮しましょう。要するに、成果にコミットしやすくなる体制に移行するのです。

 

まとめ

UIUXでデザイナーは細かく分けると役割が多いです。デザイナー、エンジニア以外の営業、各役職についている方などがいます。

リモートワークでは、それぞれの自主性、自発性を支持する作業方針にシフトしたり、そもそもパソコンに向かうことが仕事ではないことを理解したりすることが大切です。そのために新しいツールを用いて、リモートワークの問題を解決していきましょう。


「リモートでのチームマネジメントをどうやって成功させるか?」のプレゼン一覧


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